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『鋼のメンタル・・・・ではなかった』

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『鋼のメンタル』

僕は、これまで出会ってきた人々に「メンタル強いよね」ってよく言われます。

確かに、初めての環境や初対面で緊張はするのですが、それよりもワクワクの方が勝ってその場を楽しむことができます!

でも最近、自己開示や自己探求をしていこうと過去の事をふり返ってみると、なんとなく分かってきました。


「メンタルが強くなった」のではなく、そう思い込んでいただけなのかもしれない・・・・と。

原点になった子ども時代

そんな風に思っていたのは、小学校低学年の頃。よく風邪をひいて、身体の弱かった僕でした。

おまけに、身長がとても低く、子どもながらに母親が気にしていたことは感じていたのだと思います。

家では、3つ、9つ下の妹がいる、3人兄弟の一番上でした。


「お兄ちゃんなんだから・・・」

嬉しくもあり、今思うと重荷だったのかもしれない。

たぶん、この頃から「こうじゃないといけない・・・」なんてものが、刷り込まれていったのでしょう。

今の自分なら、振り返ることができます。

『強く見せないと全て崩れてしまうような気がしていた』

時は流れ、小学校5,6年生になった僕ですが、身長が1年間にほとんど伸びず、6年生の卒業を迎えるころでも130cmにも満たなかったのを覚えています。

そうなんです。いわゆる「低身長」というものに選ばれた子どもだったのです。

今だからこそ、その名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。

でも、当時はそんなに知られておらず、母親もかなり悩んでいたのだと思います。

後になって知るのですが、父方の母からも「育て方が悪いからだ・・・・」とか、いろいろ言われていたようです。

間に挟まれて、あまり相談相手もいない母親だったので、しんどかったのでしょうね。

僕が検査入院をし、はっきりと低身長の子どもであると分かった時、何度も何度も



「ごめんね。ごめんね。・・・・」

と泣かれたのを、今でもはっきり覚えています。

当時の僕は、自分の親に泣かれることが情けなくて、「自分が悪い子なんだ・・・」「迷惑をかけてしまった」「一番上のお兄ちゃんなのに・・・」などと、様々な感情が一気に重なり合ったような気がしています。


そして、その時とっさに口から出た言葉が、

「大丈夫やって、大丈夫やから。俺は元気やから、大丈夫。誰も悪くない。」

でも、本当は、自分のせいで母親を泣かせてしまったと思っていました。

その頃からでしょうか・・・なんか本当の感情はどっかにあるのに出せなくなっていったような・・・



押し殺すことで、何かを守っていた。さらけ出すことは、いけないことなんだ・・・








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